テキパキ

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バロー広見店のパン屋さんのレジ。
お客さんが3人も居れば、ちょっと嫌になるくらい精算に時間がかかる。

バローのレジみたいに、ただ商品の金額を打ち込めば良いというモンでなく、多種多様なパンを種類によってまず袋に入れ、それから勘定というシステム。
なので、多少時間かかるのはやむおえない、と思ってたのに。

その日、レジ待ち三番目、こりゃちょっと待たされるなと思ったら、いつもと違う、早い。
扱いの厄介なうっすいビニール袋を、確実に一枚ぬきとると次の瞬間、もうパンは袋に収まってる。
即座にレジうち、これがまた早い。
目にもとまらぬ早業。
は、言いすぎだけど、心の中でパチパチ拍手を送った。

たまに、やり手気分はいいけれど、気分ばっかり、段取りも悪くて、余裕がない、お客に喧嘩売っちゃいそうな人もいるけど。

テキパキなひとは、まず段取りがいい、一連の動作によどみがない。
早いけど、余裕が感じられたりする。

私が、一番、テキパキを感じるのは、飲食店。
大声の挨拶より、チャッチャと注文取れ、オーダー忘れるなといいたい。

で、いつもテキパキ吉野屋が好き。
車が駐車場に入ったら、まず報告、お客さんが、車から降り、ドアを開けるまでに、人数確認、席に座るや否や、お茶が出る。
牛丼喰いながら、いつも感心する。
自分が店に入るときは、お茶持ったねいちゃんに負けてはならぬ、と構える。
イスに腰を落ち着かせる前、中腰の状態で注文は済ませなければならない。
すると、お茶を一口飲んだ時には、牛丼到着。
お客と、店員の協力による正しい吉野屋の完成。

牛丼しかないんだから、迷う事なんかないと、素人は思いがちだけど、そうはいかない、アレだって、並、大盛り、特盛りとある。
卵はつけるべきか、味噌汁はどうだ、最近は、けんちん汁まである。
店に入る前の決心が揺らいだりするので、なかなか大変。

自分が不器用で、段取り悪いので、せめて吉野家にペースをあわせてテキパキ気分。

それから、テキパキの人に若いやつはあんまり居ない、バイトの若いやつはダメ。
パートの、まあ年齢層には巾があっても、既婚者以上。

やっぱり、稼いだ銭で、携帯の通話料払う奴と大根買う人じゃ、仕事に対する取り組みが違う。

2002/10/27

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