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ハリーポッタ−のサイドストーリー

世界中で人気のハリーポッタ−シリーズ
うちの子どもも大好き

日本では2000年夏に第二巻発売
英語圏では2000年冬に第四巻が発行されていますが、日本語版のは、まだ先になるようです。
作品とともに、あるいは、それ以上に、注目されたのが、この本がデビューとなった作者J.K. Rowlingのこと。

離婚し、生活保護をうけ、エジンバラの狭い共同住宅に住む、乳飲み子をかかえた女性が、生活に追われる苦しい一日のわずかなひと時、コーヒーショップで書きためた小説が、大西洋をはさんで、イギリス、アメリカで大ヒット。

それまでの世界的ベストセラーが、名の売れた大作家期待の新作、といった実績をあてこんだ意図的なブーム作りの成果だったのと違い、彼女の処女作「ハリーポッターと賢者の石」の大西洋をまたぐ大ヒットは、それを読んだ子どもたちの口コミ、教室のヒソヒソ話、それが、瞬く間に広がっていった結果。

現代のシンデレラストーリーは、みんな興味しんしん、J. K. Rowlingへのインタビュー記事は多い。
イギリスでは選挙の年なので、保守党、労働党ともに、彼女の支援を取り付けようと躍起。
新聞報道もされて、読者からは、ハリーポッターが政治に利用されるなんてと反発の声があがり、ただいま政治的な発言は自粛中。

それから、日本語版には、こんなエピソード。
日本で、版権を獲得し、日本語版を出版している静山社は、私たちには耳慣れない小さな出版社。
1997年に、亡くなっただんなさんの後を継いだ奥様が社長。
彼女が、社長になった一年後、ハリーポッターに出会い、そのストーリーにほれ込んみ、その熱意で、大手出版社が、すでに交渉をはじめていたにもかかわらず、版権獲得。

今、日本中の本屋さんの、入り口近くに、ハリーポッターは、何冊も平積みされる大ヒット。

三巻を待ちきれない子ども達に、お父さんが勧める本の紹介は、こちら。

ハリーポッターが、イギリスの魔法を扱ったお話ということで、すぐにおもいだしたのが、これ、「ナルニア国物語」
子どもの頃、30年以上前、図書館で見つけて、全7巻一気に読んだ、小学生の頃の一番のお気に入りの本。
この世界とは違う妖精、半人半馬、が実在するもう一つの世界、
突然、そのパラレルワールドに、引き込まれた4人の兄弟が、
ナルニアから、四季を奪い冬のまま支配する魔女と戦うことに、
こうして、ナルニアをめぐる何世紀にもわたる長い物語は始まります。

そして、「指輪ものがたり」実は、大人になってから読みました。
いちばん有名な魔法と冒険の物語。
よみがえりつつある悪の魔術師のため、世界は、急速に光を失い、闇が支配し始めた時代。
魔王を滅ぼす唯一の手段は、小人族の若者が偶然手に入れた、魔法の指輪を魔王の住む火山の炎で焼き尽くすことだけ、しかもその指輪が、王の手に渡れば、王は、すべての力をその手に収め、世界は、永遠の闇に沈む。
強力な配下をもち、魔法を操る悪い魔術師に対し、小人族(ホビット)たちは、戦うすべも持たない善良な種族。
どうにも、勝ち目の無い相手ですが、彼らホビットは、世界を救うため、その身を投げ打ち、恐怖に震えながら、指輪を滅ぼす旅に出かけます。

1988年公開の映画「ウィロー」は、指輪物語に良く似ていた、ジョージ・ルーカス製作で、ヒットした作品なので、ビデオ屋さんに、あるかもしれません。

「ジェニー」は、女の子にもうけると思う。
魔法はあんまり出てこないけれど、人間の男の子が、ある日突然、捨て猫に変身、すこし年上の野良猫ジェニーに導かれ、厳しい猫の世界を生きてゆく、愛と冒険(ジェニーと航海にまで、出てしまう。)の物語。
「ポセイドンアドベンチャー」をはじめ多くの映画の原作小説を書いた、ポール・ギャリコの作品です。

ハリポタは、7歳以上が、対象と原作者のコメントにあったと思うけど、日本語版のあの本の厚みは、小学1・2年生には、ちょっと厳しい気がする、もう少し、やさしい読み物なら、「エルマ−とりゅう」のシリーズ。

年老いた猫に、どうぶつ島にとらわれたこどものりゅうの話を聞いたことからはじまるエルマーの冒険、全3巻。
リュックに詰めた棒付きキャンディー、輪ゴム、みかん、その他いろいろ。
棒付きキャンディー3本を食べちゃって、リュックには、あと12本などと持ち物の数量が、詳しく書いてある。あんまりここで使っちゃうと、もしもの時に困るかな 何て読みながらはらはらしたのを今でも覚えている。
一緒に冒険している雰囲気をもりあげるのが、とても巧いお話です。
もう少し小さい子だったら、お父さんやお母さんが、少しずつ読んであげてもいいかもしれません。
いま、インターネットで、「エルマ−とりゅう」のことを調べたら、1997年に、アニメの映画が、公開されているのを知りました。
音楽担当は、あの小室哲也、ビデオ屋さんにあるのかな。

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