大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

低起式と高起式3

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私:京都アクセント「低起式と高起式」については二編()をご紹介した。
君:まだ書く事があるの?くどいわよ。
私:いや、ちょっと息抜きの記事を。
君:どんな内容?
私:アクセントパターンは幾つあるか、という命題。日本語はアルタイ諸語に属し、モーラがアクセントの単位なのでまずは一拍品詞について。東京式も京都式も、そのモーラが高いか低いかという事で、アクセントパターンは共にふたつ。
君:はいはい。
私:次いで二拍品詞だが、拍が高いか低いか、なんでもありの京都式は2x2=4通りだろうか?
君:いいえ、高高あるいは低高が、尾高になるか・平板か、で分かれるから、これで4通り。高低と低低は関係ないからそのまま2通り。つまり合計6通りね。
私:その通り。東京式は高低と低高しかないが、後者は平板と尾高に分かれるから、つまり3通り。
君:つまりは二拍品詞は、京都式は6通り・東京式は3通り、という事ね。
私:うん。三拍品詞はどうかな。
君:さあ。
私:若し間違っていたら御免ね。京都式は高低の何れかが三回の組み合わせで8通りとしたいところだが、★低低低・低高低・高低低・高高低の組み合わせでは、平板か尾高か、の区別はないからそのまま4通り。★★つまりは残り4通り(8−4=4)は、平板か尾高か、の区別があり、つまりは2倍で8通りになる。つまりは★と★★をあわせて12通りになるというのが答え。
君:東京式の三拍品詞は、頭高・中高・平板・尾高の4通りだわねね。
私:つまりは三拍品詞のアクセントパターンは、京都式が12通りで東京式が4通り、と言う答えが導かれる。ホントかな?
君:国語は数学と違うのよ。順列・組合せを当てはめる事自体が間違い。多分、結論は間違っているわよ。ほほほ

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