まめなかな、とは飛騨方言の挨拶の言葉で、お元気ですか、
という意味です。つまり、まめなのかいな、が詰まった言葉ですが、
アクセントは○●▼○○、つまり中高です。
方言文末詞かいな、のアクセント
をご参考までに。
挨拶語である限りは、それでよいのですが、
アクセントを変更して下記のように別の意味とする事も
可能です。
例えば、とうちゃんはまめなかな○●▼○▼、と発音すれば、
つまり尻上がりですから、疑問文です。
意味は、あなたのお父様はお元気ですか、です。
例えば、( 佐七は ) まめなかなあ○●▼○▼○、と発音すれば、
つまり最後は尻さがりですから、疑問文ではなく、
確認、念を押す事の意味になります。
佐七は最近みかけないが、彼は元気だろうね、という意味です。
例えば、( 佐七は ) まめなかな○●●●●、
まめなかなあ○●●●●●、と発音すれば、
反語の意味になりましょう。
意味は、
( 佐七は十年前に既に歯がガタガタだった ) 彼は今まだ、
歯は丈夫だろうか、いやそんなはずはない、という意味です。
まめなかな○●●▼○、とは、元気な加奈子さん、
という意味です。つまり、まめな加奈。
まめなかな○▼○○○、とは、豆なのですか、
という確認の意味の文です。
飛騨方言は純東京式アクセントで、豆は尾高で発音します。
まめなかな○▼○○▼、とは、豆なのですか、
という疑問文です。
まめなかな○●●●●、とは、
豆だろうか、いやそうじゃない、
という反語の文になります。
あるいは既述の、元気だろうか、という反語の文にも
なります。
まめなかな▼○○○○、とは、
へぇー知らなかった、関西では豆のアクセントは
頭高で、▼○と発音するのですか、
という確認の意味の文です。
まめなかな▼○○○▼、とは、
関西では豆のアクセントは
頭高で▼○と発音するのですよね、
という質問文です。
まめなかな▼○●●●、とは、
関西でも豆のアクセントは
尾高のはずだ、▼○と発音するのは本当かい、
という反語の文です。
まとめですが、ちょいとアクセントが
変われば瞬時に意味が変わってしまう
と言う事で、やはりアクセントはとても
大切です、というお話でした。
そやなけな▼○○○○。
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