大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 題して佐七のブログ 

2006/11/26 飛騨トンネル

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新聞に飛騨トンネルの開通が間近いと書いてありました。 とうとう貫通したらしく、開通まで後は秒読みの段階、 これで高山と北陸がぐっと身近になるようです。 山又山の天生(あもう)峠をくり貫く大工事で、国内二番目の 長さのトンネルができるそうな。 そして、天生峠といえば泉鏡花・高野聖

先ほどネット記事をざあっと数十読んで、実は 佐七の心は重くなるばかりです。 方言サイトに政治経済の話題は本来そぐわないことは 十も承知ですが、雨後のたけのこのごとく出てくる飛騨トンネル開通記事、 そして異口同音に泉鏡花の高野聖。やめてくださいな。 経済の問題を明治の文豪とはいえ、怪奇小説を 持ち出して脚色する事は恣意的と思われてもしかたありません。 ここは一つ猪瀬直樹さんにご登場願いましょう。

トンネルひとつ掘ってなんぼのものですか。 筆者は飛騨に生まれ育ち心底、飛騨を愛する人間ですが、 飛騨に日本で二番目に長いトンネルが出来て なんとなくうれしくなるような佐七ではありません。 飛騨と北陸との流通ですが、 一日の交通量は、短縮される時間は、 その経済価値は、建設費用は、その償還は、 等々、具体的な数字をお書きいただきたいものです。 国民の皆様へ、特にオンブズマンの方々へ、 これらネット公開記事はプリントアウトして どこのサイトが何時どんな情報を出したかとっておきましょう。

それでも小説・高野聖の部分はプリントアウト しなくてもよろしい。問題の本質と全く関係が ないのですから。

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