失敗する事を飛騨方言で、げばす(五段)、といいますが、其の名詞で失敗の事を、げばし、また、大失敗の事を
おおげばし、といいます。
濁音がふたつ続く語感はなんともはや、下品な感じですので、飛騨方言会話に、ふと出て来ても何となく意味がわかるのではないかと思います。
国語辞典によりますと良い馬を上馬(じょうめ)、そこそこの馬を中馬(ちゅうめ)、といい、
良くない馬を下馬(げば)、あるいは駄馬(だば)といいますので、
下馬から派生した言葉かもしれません。
"げばす"の反対語としてぴたりと当てはまる単語が見当たりませんが、"まいことせる(=うまいことをする)"、
"どえれえ、じょうじゃあ(=どえらく、じょうずや)"、"成功せらはる(=成功しなさいます)"などを使用します。
参考資料
動詞“げばす”(失敗する)の語源
げばす、の語源に関する活用の点からの一考察
発見!これぞ、げばす、の語源
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