この飛騨俚言ですが、ネット検索しましても、飛騨地方から以外にほとんど全く情報がありません。
和歌山県田辺市龍神村東528田辺市立東小学校(旧龍神村立東小学校)HPの
aikis.or.jp/~higa-sho/ryujin/hougen.htm ふるさと龍神>村の方言
"※まちょうーーー>まじめ"の情報発信があり、飛騨方言・まちょう、と同語の
ようです。従って飛騨の俚諺ではなく古語に由来することばのようです。
飛騨方言名詞・まちょうの意味は、几帳面、器用、小器用、まめ、利口、利発、などの
共通語に相当すると思います。アクセントは第二音です。
"まちょうな"という表現で副詞句的に用いられます。
"まちょう"が上がり調子で続いて下がり調子です。
また、"まちょうな"は活用しますので、形容動詞という事になるのでしょうか、
"あいつぁ、まちょうや。まちょうな男や。" といえば、"あの人は几帳面です。几帳面な男です。"
という意味になります。
尚、飛騨方言では、終助詞・です、だ、は用いず、必ず、〜や、となりますので、"まちょうだ。"とはいいません。
"まちょうに〜せる。"の言い回しは、"器用に〜する。"という意味になります。
語源について記載されたネット情報も皆無に近く不明といわざるを得ません。
参考文献
飛騨方言・まちょう、の語源に関する一考察
飛騨方言・まちょう、と日葡辞書・物類称呼
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