飛騨方言では、神主さんを、ねんさ、といいます。
共通語にある言葉・ねぎさ(禰宜さ)がなまって、ねんさ、となったようです。
さて、禰宜とは「祈ぎ(願い)」の語義で、神に祈請する者の意味があります。
詳しくは知らないので恐縮ですが、現在、神職になるためには資格を必要としましょう。
村々には代々神社の世話を司る家があろうかと思いますが、どなたもが有資格者ではありません。
村祭りの時には、他所の神社の有資格者、神職に出張していただく、この方を、ねんさ、というのです。
なお、飛騨方言では、職業を表すことばに、〜さん、の意味で、〜さ。を使う事が多く、
ねんさ(=ねぎさ)、には、ねぎをする方という意味もあります。
参考資料 ほんこさま
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