はんちくたい、の語源については、なからはんぢやくなり、である事を既に
別稿にお書きしましたが、
今日はネットサーフィンをしていて、
はんぺんとちくわ食いたい、と言う説
を知りました。
うーむ、このユーモア感覚には脱帽ですね。
ですから私はこの説をブラックユーモアで解説しましょう。
はんぺん、ですが、飛騨方言では、はんぺ○●●、つまり三拍尾高になるのでしょうね。
そして飛騨方言も東京語に同じく、ちくわ○●●、やはり三拍尾高です。
途端に、はんぺんとちくわ食いたい、という言う説は・・・・・ウソである事がわかります。
アクセント核の、ぺ・わ、が消滅して、はんちくたい、が生じたとすれば珍説というほかありません。
それでもこの説が受けるのは意味がそれらしいという点でしょう。
ヤカンの語源は矢がカーンと当る、よりは余程ましです。でも私ねえ、落語がすきなんですよう。
せっかくですから、華麗なる佐七説の飛騨方言の落語の世界へどうぞ。
- はんぱでちんびくさい、なんてのはどうでしょう。でも座布団たったひとつ。
- 男の中の男の佐七が破竹たり、なんてのもどうかな。ブーッ、座布団なし。
- 火消し男の佐七が半鐘くたびれたり、ブーッ、座布団なし。
- こんな事で飛騨方言が判っているつもりなのか佐七なんか半熟たり、いよっ座布団二枚。
あれこれ出鱈目を考えたら切りが無いですね。ふふふ。
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