大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
トウモロコシ飛騨方言 |
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私:トウモロコシ玉蜀黍はイネ科の一年草。南米大陸、熱帯地方の原産で、コロンブスがヨーロッパにもたらし、日本にはポルトガル人が16世紀にもたらした。漢名は玉蜀黍。語源学の基本 なすとトウモロコシを参考までに。飛騨方言は、とーな、とーなきび、とーなお、となお、となわ、とーなご、きび、もろこし、など。 君:あら、飛騨方言も方言量が多いのね。 私:近隣から伝わったのだから、富山方言で、となわ、つまりは、この音韻の系統は飛騨の北側から入ってきたのでは、というところだ。また、美濃地方では、こうらいきび、という言い方が代表的。つまりは、飛騨方言・きび、は飛騨の南から入ってきたのでは、という推論が成り立つ。ただし、トウモロコシの方言量は優に300程度なので、何が何だかよくわからない、というところが正直なところ。東北・北海道で、きび、が多く、西日本では、なんばん、が多いという傾向がみられる。 君:現代語の共通語としては、やはり、とうもろこし、よね。つまり、音韻が変化していないじゃないの。 私:言いやすいからだよね。如何にもアルタイ語的な響き、母音調和、有坂池上法則、ってなところかな。 君:言いやすいなら音韻変化はしないわよ。 私:うん、つまりは多拍品詞は短呼化するという方言音韻学の原則。 君:二拍の方言ってあるのかしら。 私:きび、は全国区だが、いぼ・きみ・ときっ・ども・まご・まさ・まめ。以上が二拍の方言。地方は割愛。 君:なるほど。ども、だけは理屈がまるわかりね。ほほほ |
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