大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
やまはんのき飛騨方言 |
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私:ヤマハンノキ山榛木はカバノキ科ハンノキ属の落葉高木。学名は Alnus hirsuta。用途は公園、砂防、土留め。異名としては、マルバハンノキ、クロバリ。飛騨方言は、はんのき("くぐのの唄と祭ばやし"・昭和61年刊行)。![]() 君:あら、共通語ハンノキの記事もお書きになったわよ。共通語ハンノキと共通語ヤマハンノキの違いは何? 私:科と属まではいっしょ、種の違いという事になるが、違いは葉の形だそうだ。ハンノキは葉が卵状長楕円形で先が尖る、細鋸歯、側脈枝分かれ、雄花序下垂し赤褐色。 ヤマハンノキは葉が広卵形で鈍頭、欠刻状重鋸歯、側脈分枝せず、雄花序下垂し赤褐色。 という事で微妙といえば微妙。わかる人にはわかる。 君:言葉もあいまいなものね。 私:はんのき、やまはんのき、ともに樹皮や果実を染料にする。染色法のひとつ、はりのきぞめ榛木染、という古語もある。両材共に用途は建築・器具・薪炭等というのもおなじ。 君:どちらでもよい、どうでもいいような感じね。 私:ひとつはっきりしている事は、古語はんのき、は、はりのき、が語源。 君:それでも、はんのき、やまはんのき、共にあれこれ接頭語が付くのよ。ますます、どうでもいいお話になっちゃったわね。ほほほ |
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