大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
こまや(牛小屋) |
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私:昨日はまや(家畜小屋)をお書きした。その続きがある。 君:牛小屋とは小厩(こまや)、つまりは小馬屋という意味ね。 私:土田吉左衛門・飛騨のことば、を昨日はパラパラと読んでいて目に留まったんだよ。こりゃあ傑作だ、と思った。つまりは、どういう事? 君:こりゃあ傑作だ、とは、初めて何かに遭遇して新鮮な感動を覚えた、という事でしょ。つまりは貴方の故郷、高山市久々野町大西村の言葉じゃないのね。 私:その通り。一度も聞いた事が無いからね。飛騨は広い。村々によって語彙が少しは異なる。山家の言葉らしい。 君:山家? 私:これは、やまのうえ、山之上、で決まりでしょ。山家という地名って存在しないと思う。山之上は〒506-1104 岐阜県飛騨市神岡町森茂1157辺りの総称、別名が飛騨のチロル地方。笠ヶ岳山麓の別天地。純朴な村だ。 君:行った事があるのね。 私:うん。何度も。神岡町もいいが、山之上はもっといいね。 君:脱線してるわよ。 私:はいはい。小厩(こまや)なのに牛小屋とは、これ如何に。笑っちゃうね。こま駒+や屋、で馬小屋ならいざ知らず。 君:接頭語の、こ小、って飛騨方言にあるでしょ。 私:ああ、あるとも。こがき小柿、とかね。しなのがき信濃柿の事だな。それともうひとつ、そもそもが修飾語とは、という命題。 君:接頭語とは、ではなくて。 私:ひとつの品詞に複数の修飾語をかぶせる事はどこの国の言語にでもある。英語の場合、必ず数詞から始まる。 君:one small cattle hut !ほほほ |
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