大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

関東方言やっかむ、の語源

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2006/10/27
別稿・けなるいの全国分布の 通りですが、江戸時代に関東で、やっかむ・やっかみ、が 発生して、京言葉・けなるい、と東西方言対立が生じたので あろう、と論述しました。京言葉のネット情報ですが、やはり案の定、現在でも 京都の方々は、みやびな言い回し・けなるい、に相当の 誇りを持っておみえですね。やっかむ、というのはあくまでも 東京の方言であり共通語ではない、芸能人やアナウンサーが やっかむ、という方言丸出しで話すのが鼻持ちならぬと お書きの方がありました。またあるサイトですが、 音声付き、つまりアクセントですが、●▼○○です。 つまり、な、にアクセントの滝アクセント核があり、何とも早みやびな 響きですね。飛騨方言ですが、東京式アクセントなので○●▼○ です。私も京都に生まれ育って雅やかに●▼○○と発音したかった。 ほんと、けなるい。

飛騨は距離的には東京よりも京都に近いのだから、やはり、これからも けなるい、という言葉を大切にしましょう。間違っても、 やっかむ・やっかみ、などというお下品な言葉は口に出されませぬよう。

以上が前置きでした。癖ですが、本当に私の前置きって 長いんですよ。本題ですが、やっかむ、の語源を知ろうと 思って先ほど数百サイトみましたが遂に見つからず。 となれば自分で考えるしかない。ズバリ、焼き咬む、でしょう。 つまりやきもちを焼いて相手にかみつくことから、やっかむ、 と言い出したのではないでしょうか。 ですから語源を考えてみても、とても、やっかむ・やっかみ、 などという言葉を使う気持ちには佐七はなれません。 佐七が使うならやはり、京言葉・けなるい、どすえ。

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