梅雨の句を一句。飛騨方言で、とばし、 は、とばしり、とばっちり、水のはね、などの意味で用います。 飛ばすくるま、つまりはスピードを出している車のとばし、つまり、水溜りのはね、という事で、飛ばす、と、とばし、を掛けてみました(掛け詞)。勿論、後者の語源は前者の連用形でしょう。 スピード車、という事で、とばしぐるま、という名詞が無いわけではないしょうが、雨降りにとばしぐるまのとばしイヤ!、は 何だか技巧的で、まずは使わないことばを敢えて使っても俳句の価値が増すというふどのものでもないでしょう。 飛騨方言の、とばし、ということばを知っていただくだけで十分ですが、とばし、というのはネット情報によりますと 各地の方言になっており、また、ネット情報の文例では、雨降りで゜くるまに泥水をかけられた、という内容が多いようです。嗚呼。