大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

はりこんでお菓子と土産のバス遠足

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佐七辞書に名詞・張り込みを紹介していますが、 刑事さんが張り込みするという用法の、いわゆる見張り、という意味ではなく、 意気込み、奮発、という意味です。古語辞典にもありますので(浄・千両幟)、古い言い回しなのでしょう。

季語ですが、春は徒歩遠足で、秋はバス遠足と相場が決まっていますので これが季語になります。 また句意ですが、説明するまでも無いでしょうが、そこをあえて。 バス遠足の場合、飛騨にないものを見物に遠出するわけですから、 いやがおうにも何日も前から心が高鳴ります。

そしてお小遣い何百円までと遠足用の特別枠として決めらるのですから、 うれしいの何の。まずは前日ですが駄菓子屋さんへ行き、予算の一部をお菓子代に 消費します。当日は、遊園地での乗り物代、飲み物代、そして最後は 家族の数に足る数の観光饅頭を買って、予算をきちんと消化して帰路に着く、 そして家族全員で饅頭をいただき、 その日あった思い出を得意満面に講釈する、 やはり小学校の秋の遠足は忘れられません。 といっても小五で富山市へ、小六で愛知県犬山遊園地へ行った、 たったの二回だけの佐七の思い出ですけれど。

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