バレンタインが過ぎた飛騨のたおやめ乙女心を飛騨方言で詠んでみました。
待つんやぜな、というのは飛騨方言で女性言葉になります。待つわ、という意味です。
男性言葉ですと例えば、待つんやぜ、です。
飛騨方言における終助詞・ぜ、と終助詞・ぜな、の用法の差異
などを参考にどうぞ。
句意ですが、バレンタインの日まで何週間も秘めたる姫たる想いですが、
当日にチョコをとうとう渡してしまったという事で、うーん、ここまでは
実は誰でも出来る事、ああ結局はお返しのホワイトデーを一日千秋の想いでまた待たないといけないのですね。
歌の文句じゃないけれど、私待つわ♪いつまでも待つわ♪というわけにも参りません。
やはりホワイトデーを過ぎたら尚もお返しを期待は出来ないという事ですか。
それもつらいわね。
男性も本命さん( 実はあなた )から( たとえ義理チョコでもいい )もらうと嬉しいので、さて
何とお礼しようかとホワイトデーを待つのでしょうね。
チト早いですが、そうかあ、そんな返歌であれば
ホワイトデーはりこんでお返し、気持ちです
(しきしまのますらおごころをこととはば、 一粒の義理チョコにふた粒のマシュマロ)
なんてのはどうでしょう。はりこむという方言動詞ですが
名詞はりこみからおわかりでしょう、奮発するという意味です。
つまり義理チョコに過分なお礼が来るという事は
女性にとっては重大な意味を持っているのではないでしょうか。
はるばるこのサイトへお越しくださいましたお嬢様へ
感謝の飛騨方言俳句でした。
賽(さい)は投げられた、じゃなかったチョコは投げられた、ルビコン川を渡るあなた、さあ一ヶ月期待しましょう。
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