表題は共通語としては非行の生徒、という意味しかないのですが、
岐阜県立斐太高等学校を略して斐校といいますので
実は斐太高校の生徒という意味でした。
学校の名前は略して言った方がカッコいい、というわけでしょうか、
やはりどうしても詰めて話す傾向がありますね。
幻の中学校・北アルプス中学校、略してアル中が
別稿にあります。
ひこう、の同音異義語には更に、飛行、肥厚、披講、罷工、比高、がありますので
かつてよく罷工した非行の斐校生徒が比高差のある山々を飛行しつつ、
肥厚性鼻炎で詩歌を披講する
などと書けばまた少し笑っていただけるでしょうか。
突然に中学校のある日の授業を思い出します。
先生が黒板に、きしゃのきしゃがきしゃできしゃした、何の意味ですか、
と問われますとすかさず私がハイと答え、貴社の記者が汽車で帰社した、と
唱えたのですが、実は佐七は始めから答えを知っていたのですね。
少し考える素振りをしたほうがよかったのかも知れません。
ついで黒板に先生の二問目、つきづきにつきみるつきは多けれどつきみるつきはこのつきのつき、
これはどういう意味だと、これにも佐七がさっと答えた、
毎月(month)だが、お月様(moon)をみている月(month)が多いが、
どうせお月様(moon)を見る月(month)というのなら
やはり今月(month)の月(moon)をみて(考えよう、お答えするとしよう)、で決まり。
さてその地域によって事情があれこれあるのでしょう、
例えば岐阜県可児市に可児高校、可児工業高校がありますが、
前者は、かにたか、後者は、かにこう、と呼んで区別しているようです。
かにこう、と聞いて可児高校の事と勘違いしてはいけない、
知らない人は必ず間違えるだろうという何とも早、
とんでもない地域ルールがあるらしいのです。
そういえば大学もめいだいといえば東京では明治大学、愛知県では名古屋大学です。
きんだいといえば関西では近畿大学、石川県では金沢大学ですね。
地域ルールといえましょう。
しゃみしゃっきり。
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