大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

大西佐七文庫所蔵の飛騨方言の参考資料・書籍

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飛騨式アクセント考察にヒントを与えるネット情報

日本語のアクセント体系についての出版は多いようですが、 ネット情報は本当に少なく、インターネットを唯一の図書館と 考える筆者は大弱りです。( 筆者のかつて学生時代のとんだ誤解、 飛騨は江戸時代に天領であったので東京式アクセントなの かしら、について別稿・東京式アクセントである飛騨方言 にお書きしました。)
最近の読書
石川九楊、二重言語国家・日本、NHKブックス
 日本語は、語彙的に中国の漢語と孤島の和語に分裂し、
 構造的には漢語の詞を和語のテニヲハが支える二重言語である。
 また、音楽を発達させた西洋の声中心言語に対し、
 日本語は、漢字という表意「文字を聞く」書字=文字中心言語。
 日本語は中国語の植民地語である。

石川九楊、「二重言語国家・日本」の歴史、青灯社
 政治や思想の言葉・漢語の大陸からの流入と、
 それに対応する性や自然の言葉・和語の成立、
 両者の併存、融合、分離の歴史ドラマは書に
 表現されている。書がどのように書かれてきたか、
 その表現技術と筆致の心理から、中国への異和、
 日本固有の美学の成立、大和心の幻視、中国の再認識等、
 時代精神の変遷を解明していく。

泉鏡花、高野聖、新潮文庫
 飛騨の天生峠を舞台にした妖怪小説。
 果たして妖怪が話す飛騨方言とは。

市川健夫監修 鰤のきた道、発行所 オフィスエム

井上史雄、日本語ウォッチング、岩波新書、2005年10刷
 ら抜き言葉、じゃん言葉、新ラ行五段、東京言葉の底流、
 新しい方言の広がり、敬語の最前線、気になる口調、
 衰退するガ行鼻濁音、アクセント平低化の歴史、
 言語変化の雨傘モデル

井上史雄、変わる方言動く標準語、ちくま新書、2007年1刷
 方言殺人事件、NHK方言イメージ調査、方言娯楽
 方言ラップ、方言に入った外来語、外来語発音の方言学、
 外行語、中央からの鉄道距離と方言、標準語形の全国分布、
 標準語形のクラスター分析・因子分析、文献初出年、
 方言の普及速度
 
今井登茂子、きちんとした「日本語」の話し方、講談社+α文庫

岩淵匡、日本語の源流、青春出版社

大野晋、日本語の起源・新版、岩波新書、2005年18刷
 弥生文化時代の日本語が南インド・タミル語がルーツ
 であるとの新学説の紹介書です。
 
大野晋、日本語の教室、岩波新書、2002年1刷
 南インド・タミル語日本語語言説の詳述、
 日本語と日本の文明、その過去と将来論
 
大野晋・宮元常一他、東日本と西日本、洋泉社

小田静夫、日本人の源流、青春出版社
 第5章 日本語はどこから来たか

恩田耕治 飛騨高山謎解き散歩 廣済堂

加賀野井秀一、日本語を叱る!、ちくま新書、第一刷
 翻訳語としての日本語、二重言語としての日本語といった
 視点から、まさしく、わが日本語の未来を考えるための
 基本方針を導き出した書。
 
 日本語は曖昧な言語であり、情意表現に適していると
 言われる事が多い。けれども、テニヲハ、
 後置詞・によって・において、などを駆使しながら
 明晰な意味を表現出きる様になった。ところが、近年の
 片仮名言葉、一語文、タメ口、等に代表される若者言葉、
 それに携帯電話やメールなど、情報環境が激変した事によって
 大きな混乱が生まれている。甘やかされた日本語の現状を
 丁寧に分析し、雑種言語としての日本語の歴史を再検討
 しながら、新たな可能性を探る書。

金谷武洋・かなやたけひろ、日本語に主語はいらない、講談社選書メチエ
 百年の誤謬を正す書。愛らしい、赤ん坊だ、泣いた、日本語
 の基本文はこの3種で十分である。英文法の安易な移植により
 生まれた日本語文法の主語信仰を完璧に論破する、すべての
 日本語話者、必携の書。

木戸脇周三、懐かしい飛騨の言葉、サンケイ自費出版編集センター
 自費出版図書館から借りる事が出来ます。 

木村裕一、きむら式童話のつくり方、講談社現代新書

金田一京助、日本語の変遷、講談社学術文庫、2006年25刷
 日本語の変遷、特に縄文語のウラルアルタイ語起源説の
 詳述、規範文法から歴史文法へ、新国語の生みの悩み、
 日本語の特質
 
金田一春彦、日本語・新版(上)、岩波新書、2005年39刷
 世界の中の日本語、発音から見た日本語、語彙から見た
 日本語、
 
金田一春彦、日本語・新版(下)、岩波新書、2005年36刷
 表記法から見た日本語、文法から見た日本語、日本人
 の言語表現
 
金田一春彦、ホンモノの日本語を話していますか?、
 角川oneテーマ21

金田一春彦、日本語を反省してみませんか、
 角川oneテーマ21

金田一春彦、日本語の特質、NHKブックス

金田一秀穂、ふしぎ日本語ゼミナール、生活人文庫

久島茂、はかり方の日本語、ちくま新書

黒川伊保子、怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか、新潮新書、2004年5刷
 ことばの音、擬音・擬態語、クオリア、ブランドマントラ
 
黒田龍之助、はじめての言語学、講談社現代新書

小浜逸郎、言葉はなぜ通じないのか、PHP新書
 吉本隆明評、時枝誠記評、ソシュール評、言語の七つの特性、
 意味とは何か、わかるとは何か、言葉の無理解はなぜ生ずるのか

小林隆、方言が明かす日本語の歴史、岩波書店、2006年1刷
 日本語史の当たり前、常識から抜け出す方法、
 こまの常識、くすりゆびは書き間違い?、おとといの
 衝突、こそ・係り結び、東北方言・"さ"の源流
 小林 隆
 「東北大学方言研究センター」
 
西郷信綱、日本の古代語を探る、集英社新書、2005年3刷
 毛、旅、筑波山三題、キトラ、方位、芭蕉の一句、ヲコ・ヲカシ、
 禅知内具、作庭記、シコ
 
斉藤茂太、言葉ひとつで、いい人生がみつかる、リュウ・ブックス・アステ新書

佐々木俊尚、Google既存のビジネスを破壊する、文春新書

真田信治、方言の日本地図ことばの旅、講談社α新書

真田信治、方言は気持ちを伝える、岩波ジュニア新書
 過小弁別、弁別のしなおし、過剰修正、誤った回帰

塩田丸男、食べる日本語、講談社α新書
 方言殺人事件、女房詞、ら抜き言葉・たべれる
 語源(ごちそう、おごる、おいしい、たべる、料理、割烹、)、
 出世魚、地名と食べ物、ことわざ、大根あれこれ、
 江戸川柳、小噺、等々雑学満載の書
 
篠崎晃一、日本語でなまらナイト、小学館

柴田武、日本語はおもしろい、岩波新書、2005年18刷
 母語、話者語源、全国語、外来語長音、学術用語規格、
 味覚・料理の言葉の三角柱、オノマトペ、桃太郎の日本語、
 清少納言、高利と小売、符牒、目立たないアクセント
 
杉本つとむ、気になる日本語の気になる語源、東京書籍

杉本つとむ、方言風土記、雄山閣

鈴木孝夫、教養としての言語学、岩波新書、2001年9刷
 記号としてのことば、ことばの働きとあいさつ、指示語の
 しくみ、人称をめぐる諸問題、言語干渉から見た外来語
 
鈴木孝夫、日本語と外国語、岩波新書、2006年34刷
 諸外国の色彩語、日本人は英国を理解しているか、
 漢字の知られざる働き・高級語彙、概念の二重音声化と
 表記の双面性、言語干渉によね日本語の変容

鈴木孝夫、閉ざされた言語・日本語の世界、新潮選書

竹内敏晴、声が生まれる、中公新書

武光誠、地名から歴史を読む方法、河出書房

多湖輝、たった一言の心理術、知的生きかた文庫

東郷吉男、よくわからない日本語、実業之日本社

都竹昭雄、飛騨の霊峰 位山、今日の話題社

豊田国夫、日本人の言霊思想(ことだましそう)、講談社学術文庫、2005年27刷
 言霊思想の原点、古代人の言霊生活、万葉人の言霊の歌、
 祝詞の言霊思想、仏教の~、近世国学者論、近現代の~
 
中村明、悪文・裏返し文章読本、ちくま学芸文庫

野瀬康申、全日本食の方言地図、日本経済新聞社

早坂隆、世界の日本人ジョーク集、中公新書ラクレ

堀井令以知、ことばの由来、岩波新書、2005年2刷
 約三百の日本語について語源を詳述、トウモロコシ(=唐粟)など

松尾一、やっぱ岐阜は名古屋の植民地!?、まつお出版
 やっぱ岐阜弁やて、岐阜弁があって名古屋弁がある、
 岐阜人はよそに行くと岐阜弁を捨てる、たわけ、しゃちやく、
 みえる、えらい、まわし、やめる、勘考する、えかっ、
 ありがとう、おおきに、よばれる、ごぶれいします

丸山肇、飛騨国検定、美野電子印刷株式会社

茂木健一郎、クオリア入門、ちくま学芸文庫、2006年1刷
 方言を聞いた途端に喜怒哀楽が生ずるのはなぜかについて
 明確に答えています。言語学を学んでおみえの方々へ一言、
 まずは本書を読んで大脳生理学・心理学を考えてみて、
 しかる後に言語学を考えてみてください。

森田良行、日本語質問箱、角川ソフィア文庫

安田敏朗、「国語」の近代史、中公新書

山口仲美、犬は「びよ」と鳴いていた、光文社新書

山田敏弘、みんなで使おっけ岐阜のことば、まつお出版

岐阜県の歴史 県史21 山川出版社

ことばのビミョーな違いがわかる本、永岡書店、日本語研究会編


ぼちぼちの古書コレクション 大槻文彦、言海、ちくま学芸文庫復刻版 郷土の研究・方言をしらべよう、四・中部地方  監修・佐藤亮一、指導・山田達也、福武書店 東條操編、標準語引分類方言辞典、東京堂出版、三十版 物類称呼、岩波文庫、初版 1941年  江戸時代の俳人吾山が諸国の方言を記した書です。  原本は京都大学などが所蔵していらっしゃるようですが、戦前に  全訳を岩波書店が出版、戦後も版を重ねており、方言研究家に広く  読まれた書物のようです。  残念ながら絶版、Amazon.com・古書扱い店等を探訪されたし(I did it.)。 北飛騨の方言、荒垣秀雄著、国書刊行会、昭和50年  戦前における旧吉城郡の言葉約三千を記載。  (ネット書店・扶桑文庫から入手 2006.9.14) 雑兵物語・おあむ物語(附おきく物語)  岩波文庫、リクエスト復刊。足軽、草履取りなど  いわゆる雑兵の巧妙談を基にした戦陣訓。全編が  生き生きとした坂東方言で記載されており、  関東方言の歴史理解のヒントが埋もれているという訳です。 日本のまん真ん中岐阜県方言地図・第一集 日本のまん真ん中岐阜県方言地図・第ニ集  加藤毅・編、岐阜県方言研究会 農具揃、日本農業全集24飛騨、農山漁村文化協会 飛騨遺乗合府・全、桐山力所・編纂、昭和六十一年復刻版、  発行所・かすみ文庫・高山市、元売捌・大衆書房 飛騨金森史、昭和六十一年第一版  著作権者 財団法人金森公顕彰会 理事長 日下部尚 飛騨川・流域の文化と電力、昭和五十四年、発行・中部電力 飛騨のことば、土田吉左衛門・著、発行所・濃飛民俗の会 私の好きな古里の言葉 飛騨弁美濃弁  発行 岐阜新聞社 平成十五年七月十一日 河合村誌 資料編上巻、編集発行 河合村役場 河合村誌 資料編下巻、編集発行 河合村役場 河合村誌 通史編全、編集発行 河合村役場 宮川村誌、通史編上 宮川村誌、通史編下 宮川村誌、資料編
ぼちぼちの積読(つんどく) 岩波講座 日本語11 方言 1977年11月初版 奥村三雄編・増補改定岐阜県方言の研究、大衆書房、  昭和六十三年再版、現在絶版 国文学解釈と鑑賞、第72巻7号(2007/7月号)、至文堂  清水由美、岐阜県高山方言、 pp 119-27 金田一春彦著、日本語方言の研究 [単行本]、東京堂出版、  古書: 古本 時代屋 金田一春彦、日本語音韻音調史の研究 [単行本]、吉川弘文館  古書: 書肆幻邑堂 小泉保著、日本語教師のための言語学入門、大修館書店 小林隆編、シリーズ方言学2方言の文法、岩波書店 斉藤純男著、日本語音声学入門、三省堂  単音、音節とモーラ、アクセント、イントネーション、  リズム、ポーズ、速さ、強調と音声、音声の物理と心理、  音素と音素論、IPA2005年改訂版 佐藤喜代治編・講座日本語の語彙、1~11巻、明治書院 佐藤亮一監修・お国ことばを知る方言の地図帳、小学館 築島裕著、国語学、東京大学出版会 津田元一郎著、日本語はどこから来たか、人文書院 都竹通年雄著(平山輝男 序・山口幸洋 解説)  都竹通年雄著作集第1巻、音韻・方言研究篇、ひつじ書房   第一部 音韻研究篇   第二部 アクセント研究篇   第三部 音声教育篇   第四部 方言区画論篇  都竹通年雄著作集第2巻、文法研究篇、ひつじ書房   飛騨萩原方言における動詞と形容詞との活用   方言文法   方言語法   全国方言のテンスとアスペクトについて   中部地方の方言の文法 時枝誠記、国語学言論・上・下、岩波文庫復刻版  ソシュール批判、音声論、文字論、詞・辞の分類、  風呂敷構造、入れ子構造、主語格、対象語格、  修飾格、客語、補語格、独立格、連想格、格の転換、  意味論、敬語論、国語美論 徳川宗賢・真田信治編、新・方言学を学ぶ人のために、世界思想社 丹羽一彌著、日本語動詞述語の構造、笠間書院 町田健・編著、言語学のしくみ、研究社 山口堯二著、日本語学入門 しくみと成り立ち、昭和堂 山口明穂・鈴木英夫・坂梨隆三・月本雅幸  日本語の歴史、東京大学出版会 柳田國男全集5   日本昔話集・蝸牛考・明治大正史世相編  筑摩書房  吉田金彦編、日本語の語源を学ぶ人のために、世界思想社 渡辺実著、日本語史要説、岩波書店
常用辞書 言海、ちくま学芸文庫、明治三十七年版の復刻版 広辞苑 第三版 広辞苑 第四版 広辞林 第五版 新小辞林 三省堂 大きな活字の三省堂国語辞典 角川国語辞典 久松潜一・佐藤謙三 新版 65版(昭和47) 現代国語例解辞典、小学館、第四版 ベネッセ表現読解国語辞典、 沖森卓也・中村幸弘、  ベネッセコーポレーション、三版2005年 泉原省二著・日本語類語表現使い分け辞典、研究社 日本方言辞典、小学館 日本植物方言集成、八坂書房 地方別方言語源辞典、東京堂出版 暮らしのことば語源辞典、講談社 現代日本語方言大辞典全八巻、平山輝雄他、明治書院 語源海、東京書籍 語源辞典・名詞編、東京堂出版 語源辞典・植物編、東京堂出版 語源辞典・動物編、東京堂出版 語源大辞典、堀井令以知・編、東京堂出版 たべもの語源辞典、清水桂一・編、、東京堂出版 日本語源大辞典 小学館 日常語の意味変化辞典、堀井令以知・編、東京堂出版 日本語文法辞典、日本語文法学会編、大修館 日本方言大辞典全三巻、徳川宗賢・佐藤亮一、小学館 美人の日本語、山下景子、幻冬舎 美人のいろは、山下景子、幻冬舎 新明解日本語アクセント辞典 三省堂 NHK日本語発音アクセント辞典新版、NHK出版 新明解古語辞典 三省堂 旺文社古語辞典 第九版 全訳基本古語辞典 三省堂 現代語から古語を引く辞典、芹生公男(せりふきみお)、三省堂 邦訳日葡(にっぽ)辞書  土井忠生・森田 武・長南 実 翻訳、岩波書店   邦訳日葡(にっぽ)辞書索引  森田 武 編、岩波書店  (邦訳日葡(にっぽ)辞書は当然ながらABC順の記載です。   ところがポルトガル語のABCは英語とは明らかに異なります。   そもそも葡語を知らない筆者が如く浅学の身には必須の索引書です。   つまりこの本は葡語を知らない方が日葡辞書を逆引きするための辞書です。   語学の達人以外は購入されても後悔なさる事はないと信じます。)      暮らしのことば擬音・擬態語辞典、山口仲美、講談社、2003年1刷   飛騨方言にオノマトペ、といってもパッとは  思いつかないものですが、通読が参考になります。  キリギリスのツヅレサセ、鶏のトテコッコ、の記事が  書けました。 平凡社・日本歴史地名大系「岐阜県の地名」 角川日本地名大辞典21・岐阜県 角川 漢和中辞典 研究社 新英和中辞典 Webster's New World Dictionary The Chicago Manual of Style Kenkyuha's New Japanese-English Dictionary Dorland's Medical Dictionary Nomina Anatomica Japonica, 日本解剖学会編

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