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犬山心理相談室はカウンセリング専門機関です(臨床心理士登録番号160号)

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こころブログ

催眠への大いなる誤解
何十年も症状が続いているのに催眠療法をやればすぐに解消すると思っている方がいるのに驚かされる。症状は暗示だけで解消するほど単純ではない。性格、トラウマ、重要人物との関係様式、本人特有の意志決定の仕方、生活習慣など多様な流れの中でバランスを取るために症状が存在している。その症状を短い言葉で数分トランス状態で言われて解消するのは無理なことである。症状はその方のバランスを取るために生じているのだから、その意味を考えていくことが求められている。故小此木啓吾先生が事例検討会で「トラウマを催眠で暴き出し後催眠暗示で記憶を思い出せないようにすれば新たなトラウマを生む、意識のある状態でゆっくりとトラウマを話していく方が安全でありその人のためになる」と言われたことが印象的である。自分の知らないところで自分の秘密が暴きだされていい訳がない、催眠は緊急で特殊な事態での使用かカウンセリングの効率化に使用するのが適切ではないかと思われるこころブログに戻る

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