大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

みんちょ・飛騨方言

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秋の虫・うまおい、について別稿・すいっちょという事を お書きしました。また同稿にウマオイの語源についてお書きしました。 さて筆者の故郷・久々野町郷土史には、ウマオイについてミンチョ ともいうとの記載があります。 久々野方言・スイッチョ、については 単なる文部省唱歌のコピーの可能性すらあり、 あまり議論の対象ともなるべき言葉では ありません。

が、一方、ミンチョ、はどうでしょうか。 秋の虫・うまおい、の情報としてはネット情報は皆無に近く、 手元のオノマトペの辞典数種にも記載がありませんでした。 極めてユニークな表現であり、俚言の可能性があります。

さてたった今のネット情報のにわか勉強で恐縮なのですが、 動物の鳴き声を西洋人はこれを音としてとらえ記載するが、 日本人は古来からこれを人の声としてとらえていると、 なるほど。 当サイトでは既に飛騨方言のコウロギの 泣き声・つづりさせ、を紹介しています。 ミンチョ、についても何か言葉の連想から来た名前でしょうか。 見ぬ+ちょ、では意味をなしませんし、 あれこれこじつけを書いても所詮は漫談でしょう、 すいっちょ、は促音便で関東方言であれば、 みんちょ、は撥音便で関西系、つまりはうまおいを すいっちょ・みんちょ、というのは流石関東と関西のあいの子飛騨方言という事で しゃみしゃっきり。

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