大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

新飛騨方言・〜つかげ

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飛騨方言で、テンプラの事をつかげ、というらしいのですが、 筆者にとっては聞きなれない言葉です。 ネット情報では飛騨古川の名物菓子・豆つかげ、がヒットします。 尤も固有名詞・商標ではないようですね。 ちなみに筆者の村・高山市久々野町大西では、つきあげ、です。 別稿・モーラ方言もご参考までに。

さて、あくまでも推察ですが、飛騨方言とて天婦羅の事を何というか、 調査をしてみると、テンプラとの答えがおそらくは大半でしょう。 つかげ・つきあげ、は死語になっている可能性があります。 ただし飛騨の名物菓子・豆つかげはネット情報に生きています。 つまりは、あるいは明治時代・江戸時代からの 古い菓子の名前かもしれないのですが、ネット上では新語という わけです。

さて、各種ブログ情報にも出てくるこの飛騨方言・つかげ、ですが、 おいしいお菓子だからついついブログに書きたくる、 それは佐七にもよくわかります。(私も甘党なんやさ。) そして、京男さんブログ記事 によれば、飛騨では
"ちなみに飛騨高山の「つかげ」は、私の知る限りで三種類あります。 「ごぼうつかげ」「豆つかげ」「いもつかげ」 「ごぼうつかげ」は、細いささがき状態にしたごぼうを使います。 「豆つかげ」は、大豆をそのままつかいます。 「いもつかげ」は、蒸かしたサツマイモを少し厚く輪切りにして揚げます。 この系統のお菓子は食べると結構病みつきになる危険性あり。 "
つまり、この〜つかげ、と言う言葉には、既にテンプラという 意味はありません。あくまでもテンプラ状のお菓子です。 明治、大正生まれの飛騨の古老が、「ごぼうつかげ」「豆つかげ」「いもつかげ」 という言葉をはたして使っていたか、 結局は答えは、不明、ですね。しゃみしゃっきり。

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