犬山心理相談室はカウンセリング専門機関です(臨床心理士登録番号160号)

引きこもり12年間からの脱出
12年間引きこもっていた方が、親元から離れ一人暮らしをしながら仕事を見つけ悪戦苦闘しながら仕事を続けている。昼間は外に出れず夜中の3時くらいに散歩をするくらいしか出来ない方であった。親御さんも一生引きこもりの生活かと何度も諦め気分になったこともあったが、本人を責めない、笑いと思いやりのある家庭、人を信じることをベースにカウンセリングを続けた。本人が太陽を一杯浴びる生活をしたいと言い出した際に本人の背中を強く押し、他県にアパートを借りたのが始まりであった。一人で役所に行くのも冷や汗ものであったが紆余曲折しながらも一人で自活し仕事もし生活費もすべて稼ぎだすまでになっている。親御さんの愛情深く、粘り強い努力の賜物である。親御さんもカウンセラーも「奇跡が起きた」と思った。このケースだけではなく「奇跡は起こる」のである。。