あなたは、あることで悩んだ時悩みが頭にこびりついて離れない経験はありませんか?何をしても悩みに振り回され手につかない、そして気持ちもどんどん落ち込んで心が病んできます。
誰かに相談すると頭を切り替えなさいと言われます。しかし、簡単に頭を切り替えることができませんね。
そこで登場するのが心理療法です。トラウマ治療、暗示療法、イメージ療法を応用したセラピーです。とても簡単にできるので身に付けてもらえると幸いです。
その方法は4つのステップからなります。
①悩んでいることに気づく。
自分が悩みの世界に入っていることに気づきそこから脱出するために必要です。
②最後にンが付く言葉を作る。例えば、メロン、プリン、ソラン、シランのように自分に合った言葉を作ります。ンが付くと連想しにくいからです、しりとりができませんね。
③次に自分の好きなもの、カレー、寿司、山、海、車、のんびりした状況など何でも良いです。
④悩んだと思ったら、心の中で先ほど作った言葉のメロン、プリンと何度も唱えながら好きなイメージを思い浮かべてください。そしてその世界を広げるようにします。メロンをいつ食べに行こうか誰と行こうかといった具合です。
以上が頭を切り替える方法です。悩みはしつこいのでしばらくするとまたゆっくりと悩みが生じてきます。そこで、再びメロン、プリンと繰り返します。これを何度も何度も繰り返すとメロンプリンと言うだけで悩みは横にずれてきます。頭が切り替わるようになります。そして自分の好きなことやしたいことができるようになってきます。皆さんも悩みから解放され楽しい人生を送れるよう願います。
犬山心理相談室 臨床心理士 片峯英樹