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犬山心理相談室はカウンセリング専門機関です(臨床心理士登録番号160号)

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こころブログ

対人不安と対象恒常性

対人不安・恐怖を感じる人は、例えば、コンビニで店員さんのちょっとした目の動きだけで、この店員さんは自分を軽く見ていると思い一瞬にして緊張や冷や汗をかき始めます。

人への過剰な警戒心と共に人への安全感や安心感が一瞬にして危険で不安に満ちた対象に変わります。

対人不安恐怖を感じる人は人に対して安全安心感が突然に変わるのです。安全安心感が恒常的に持続しないので人に会う度に不安恐怖を感じてしまいます。

人は対象への恒常性があるので人と穏やかに接し続けられます。もし、突然に変わったとしたらまともに接し続けられません。パートナーが突然不安や恐怖に満ちた対象となり続けたら安心して付き合えないでしょう。
このように対人不安恐怖を感じる人は人への安全安心の恒常性が乏しく、一瞬にして人の見方が変わるのです。

それでは、どうして対象恒常性が持続できないのでしょう?対象恒常性は幼児期に母親的な人との安全で安心な関係の中で育まれます。しかし、往々にして家族の中に脅威を与える人物が居て安心安全な気持ちを持つことが出来ない状況で育つと将来的に対人不安恐怖を感じる方が多くなります。

対人不安恐怖のある方はどうすれば楽になるのでしょう。もちろん薬を飲めば脳の過剰な動きを和らげるでしょうが根本的な解決にはなりません。

そこでカウンセリングが登場します。

カウンセリングは安全で安心の中で濃密な交流が生まれます。その中で不安や恐怖が話され人への過剰な警戒や不信感が徐々に払拭されて行きます。対人不安恐怖の方がよく言われるのは膜がうっすらと剥がれて不安や恐怖が弱まっていくと表現されます。そして、気付いたら自然に人と交流していたということがよく起こります。

もじあなたが対人不安恐怖を感じたらカウンセリングを受けてください。きっと楽になりますよ。


犬山心理相談室 臨床心理士 片峯英樹

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